fram in Tsukuba Circuit Racing Course Rd.1


framとはfj.rec.autos-meetingの頭文字をとったもの。InternetNewsGroupのfj.rec.autosにて クローズドで場所を借り切って走ろうよ、と言うことになった。これが今から3年前の秋、1997年の 9/13の事です。まさに私にとっての車での素人モータースポーツはここが出発点になっている。以来、ここでの体験やあるいは出会った仲間などから大きな影響を受けて、現在に至っています。一方、それを機にMLなども出来て、定期的に走行の機会を設けることになった。1999年の夏に筑波サーキットジムカーナ場で行ったfram4が一番最近の開催です。

基本的にはジムカーナ走行を基本にしてきたfram。しかしながら、やはりサーキットでの混走なども当然してみたいという希望が出てきます。たしかに、サーキットでフリー走行するには、framにとらわれなくとも、一般の走行会、あるいは筑波サーキットであればファミリー会員になって走れば、十分に堪能することができると思います。しかしながら全く見ず知らずの人と、初めての混走を大事な愛車で行うというのはかなり勇気のいることです。従って、そういった全く初体験の人などもうまく吸収して、お互い気心の知れた、仲間内でのサーキットでの混走の走行会を開くことが出来ないか、と検討することになりました。

しかし、これがなかなか難しい。まずは資金面です。せいぜい2〜30人しか集めることはできなさそうで、これで仮に2万円ずつ集めたとしても50万円。これだと、筑波サーキットを1時間ほどしか借りることができません。これではワリに合わない。それならということで、もう少し規模の小さなサーキットということで、スポーツランドやまなしなどを検討してみましたが、やはり安全設備の充実度、エスケープゾーンの広さ、色々考えると、あまり良いとも思えません。そもそも遠い。

そんなふうに色々悩んでいた頃に、筑波サーキットから私の元に1通の封書が届けられました。なぜその様なものが届くのかというと、夏にfram4を私が事務手続きを行って筑波サーキットジムカーナ場で開催したからなのです。宛先には、「エフジェーレクオートス 竹下様」なんて書いてあります(笑)早速中を開けてみると、そこには嬉しいニュースが書かれていました。つまり、毎年12、1、2月を冬期として、特別割引を実施する、というのです。平日は1時間当たり28万円であったのですが、これをなんと20万円まで割り引いてくれる、と。それを読んだ次の瞬間にはもう既に決意していました。今度は筑波本コースを貸し切ろう、これならいける!って訳です。1週間ほど、他のメンバーの意見を聞いていましたが、知り合いも誘えば、十分にペイできる人数は集めることが出来るであろう、ということになり、早速申し込みました。大丈夫かなあ(^o^)
ここでちょっと貸し切りガイド。既にシーズン中であれば、 筑波サーキットのホームページにてコースのあきを確認しプランニングする。実際にはホームページの内容と異なっている場合もありますから、ある程度の候補を自分達のなかで決定してから、一度直接コースに電話をかけてあき状況を確認するのがいいでしょう。そして全て問題なければ、実際に予約&申し込みを行えばOKです(ホームページ内の申込書を打ち出して、書き込んでFAX)。そのうちにコースから確認の電話や、契約書と請求書が郵送されてきますので、指定の銀行口座に送金して、予約完了。当日を待ちましょう。筑波サーキットのオフィシャルの方は本当に親切で、スムーズな運営に非常に貢献していただけます。
さて、そして、一度でも借りた実績があれば、毎年10月頃に次の1年間の予約の案内が送られてきます。私の場合は前述の通り、ジムカーナ場を借りた実績があったから送られてきたわけです。シーズン中の申し込みは早いもの勝ちですが、この来年分の最初の予約に関してはまずはまとめて行うようで、早いもの勝ちではありません。土日などに是非とも借りたい、と言うことならば、まずはちょっとジムカーナ場や東コースなどを借りて、実績を作った方が良いかと思います。
さて、1/27、そして少々気は早いですが12/7についても、それぞれ2時間の予約を行いました。これで憧れのサーキットでの混走走行会、それも日本を代表する筑波サーキットにての開催、が決定しました。もう後戻りは出来ません。どの程度のお金が掛かるのか、興味有るところかと思いますので、順に上げてみますと、

支出の部

コース占有料金:冬期割引で20万円/1時間。2時間借りて消費税がかかって42万円。---1

ポスト員への賃金:2000/h*2(時間)*8(名)=\32000---2
 筑波サーキットでは原則として台以上が同時に走行する場合には、8カ所ある監視ポストに人を立てなければなりません。これは自分たちの中から用意しても構わないのですが、あらかじめ連絡しておけば、筑波サーキットの方で用意してもらえます。不慣れな我々の中からよりも慣れた方にバイト代を支払って行う方がやはり良いでしょう。参加者の方は皆さん走りたいでしょうしね。

タイム計測料金:\52500---3
 タイム計測を自動で行ってもらう場合には料金が必要です。これは2時間だと5万円。消費税が掛かるのでこの額です。おそらく赤外線式で、本体は車内に、ここから光を発射するユニットが先端に着いた配線を取りつけます。で先端部をガムテープ等で屋根に真上に向けて固定。本体は私はグローブボックス内に入れて、配線はドアに挟み込み使用しました。電池(単3を4本)は自分たちで用意する必要があります。これはあらかじめ秋葉原で全員の分を安く調達しました。

諸費用:今回の場合で大体2万円程度掛かっています。---4
賞品(今回は遠くからの参加者の方がかなり居たので遠来賞など用意しました)や送金手数料、電池代、ゼッケン代などが含まれます。ゼッケンは良く走行会などで配られるタイヤ会社などの名前の入った大きなもの。大きくないといけない理由ですが、筑波サーキットの方がちゃんと計測器が動作しているか目で見てチェックしてくれています。このとき、車番が分からないとまずいからです。これは今回コースの方に無理に頼んで用意してもらい2千円支払いました。

1〜4をあわせて大体、支出は52万円程度です。

次に収入の部

今回は1万5千円集めました。学生割引は2千円。当日の出走台数は最終的に36台となりうまく赤字が出ずに済み、余ったお金に関しては次回に繰り越すという事でうまく行きました。

個人的には、収支は出来るだけクリアにする必要があると思っています。ショップが開く走行会の場合は別に構わないわけです。しかしながら今回はいわば「筑波走行会協同組合」なのであって、出来るだけ参加者の気持ちいいように、最大多数の最大幸福を目指して開催しました。ですから、収支に関して、誰かが得をしたり誰かが損をしたりするのは最もいけないことであります。色々苦労したので、多少懐に入れてもらっても、ということを言ってくれる方も居たのですが、やはり趣旨に合わないことはするべきではありませんし。1円単位まで返還などと言った労多くして、、、というのはやめればいいと思いますが、参加費用がどうなって決定されたのか、という内容を明瞭にすることは(プロではない)素人が主催して人を集め走行会を開催する上では重要だと思っています。

とここでおなかが減ったので、ちょっと休憩。続きはまた。